(「勝っていたのは自動売買ユーザーだった! 自分でやらないFXの過去3年半の成績とは?」からつづく)
 トライオートFXの代名詞的な存在である「コアレンジャー」。積極的に利益を狙っていく、いわば肉食系の自動売買プログラムだが、そのロジックは合理的。コアレンジャーの仕組みを知れば、アナタも選びたくなるはず。
■レンジ相場に強い! 狭い値幅で攻めの取引 華麗なステップを刻みながら、舞台狭しと飛び回るダンサーのような売買プログラム「コアレンジャー」。トライオートFXで主役級の輝きを放つ自動売買プログラムだ。
 コアレンジャーのダンスの秘密を理解するには、為替市場の特徴を知っておかねばならない。
 株の世界では「10倍株」という言葉があるが、為替市場では、ある通貨の価値が10倍になる可能性はほぼゼロ。小さな値幅で行ったり来たりを繰返すことが多い。これをレンジ相場と呼ぶ。為替の値動きは、約8割がレンジ相場といわれている。
 「行ったり来たりを繰返すなら、そこで細かく売買すればいいのでは?」と思ったアナタはコアレンジャーと好相性。この売買プログラムが前提とするのは、まさにその手法だ。値動きの幅を3つのレンジ帯に分けて売買を繰返していく。
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 中心となる「コアレンジ」では、「値幅の下で買い、上がったら利益確定」「値幅の上で売り、下がったら利益確定」と、買いからと売りからを同時に行っていく。
 取引数量も売買頻度もコアレンジ内では多めに設定され、狭い値幅で買ったり売ったりをどんどん繰返し、収益の最大化を目指す。
■コアレンジを抜けたらサブレンジで対応する しかし、レートがコアレンジを抜ける場面ももちろんある。そんなときは、「サブレンジ」がセーフティネット的な役割を果たす。
 コアレンジの上と下に設定され、「高値圏のサブレンジは売りのみ、安値圏のサブレンジは買いのみ」といった役割分担で取引を行う。
 サブレンジ内では、取引数量と売買頻度は抑えられ、その代わり、それぞれレートがコアレンジの方向へ戻れば、大きな利幅を取ってくれる。
 コアレンジとサブレンジの2段構えで収益を追求するコアレンジャー。シミュレーション結果はどうなっているのか、見ていこう。
■コアレンジ内に居続けたスイスフラン/円 コアレンジャーは、米ドル/円や豪ドル/円、ユーロ/米ドルなど全15種類の通貨ペアが用意されているが、今注目したいのはスイスフラン/円のコアレンジャーだ。
 2018年1月から2020年6月19日まで、約2年半の収益率は165%超。約50万円の資金で運用していたら、約2.6倍の約132万円になっていたことになる。スゴ腕のマニュアルトレーダーでも難しい成果を、自動売買に資金を託すだけで実現できていたのだ。
※収益率等はシミュレーション結果であり、将来の利益を保証するものではありません
クリックで拡大※2018年1月1日から2020年6月19日まで稼働させた結果。評価額とは、元金と損益を合計した金額
※2020年6月19日時点の設定。収益率等はシミュレーション結果であり、将来の利益を保証するものではありません
 なぜここまでの好結果を出せたのか。その秘密は、レンジの設定にある。スイスフラン/円のチャートにコアレンジとサブレンジを重ねると、約2年半の期間の大半をコアレンジの中で過ごしていたことがわかる。
 コアレンジ内では買いも売りも積極的に取引するのがコアレンジャーの特徴。コアレンジ内での値動きが続くほど利益が蓄積されていく。コアレンジ内にとどまっている期間が利益の大きさにつながるともいえる。
 ちなみに、1回の利益確定は、最小で2000通貨×20銭幅、つまり約400円。1回1回の利益は小さいが、チリも積もればなんとやら。時間が経つと大きな利益になるのだ。
■コアレンジでは20銭利確 サブレンジでは70銭利確 とはいえ、コアレンジを抜けた場面もあった。そのときにはサブレンジが活躍してくれる。サブレンジ内では、1回の利益確定が最小で1000通貨×70銭幅、約700円の利益となる。
 このように、コアレンジとサブレンジで取引数量や利幅が違うのもコアレンジャーの特徴。コアレンジ内では細かく多く売買し、サブレンジ内では利幅を広めにして、ゆったり取引する設計になっているのだ。
 スイスフラン/円は、この3つのレンジをフルに活用した結果、期間収益率トップをゲットしたというわけだ。まさに華麗に舞うがごとく。
 しかし、為替レートは日々動く。6月19日時点ではスイスフラン/円が好調だが、それはいつか変わる。不調に陥る可能性も大いにある。
クリックで拡大※2020年6月19日時点の設定。収益率等はシミュレーション結果であり、将来の利益を保証するものではありません
 上は、コアレンジャーの中での期間収益率ランキング。前述のとおり、トライオートFXには15種類の通貨ペアのコアレンジャーが用意されている。新たに運用を始める人も、運用中の人も、常にランキングをチェックし、上位の通貨ペアを確認することが大事なのだ。
 資金の少ない人や、リスクを抑えて運用したい人に向いている、草食系の自動売買プログラム「ハーフ」。「コアレンジャー」とは違った魅力を放つ、穏やかなイケメンといった存在だ。その魅力を見ていこう。
■レンジを中央で2分割し上では売り、下では買い 積極的なアプローチで、ドキドキさせてくれる人もいいけれど、穏やかで安心感を与えてくれる人のほうが、長くつきあっていけるかも。
 そんなふうに思うアナタは、「ハーフ」に注目しよう。
 正直に言って、ハーフはあまり目立つ存在ではない。コアレンジャーのように取引回数が多く、ガツガツ攻めるタイプではないから、ちょっと退屈と思うかもしれない。しかし、ある日ふと気づく。あれ、彼ってこんなにイケメンだったっけ……と。そう、ハーフは隠れた魅力をたくさん持っているのだ。
 その1つが、リスクを抑えた運用が期待できること。
 ハーフは、コアレンジャー同様レンジ相場を狙っていくが、その名のとおりレンジを中央で2分割し、上半分では売りだけ、下半分では買いだけを行い、一定数量で慎重に取引していく。
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 そのため、「想定レンジ下限付近での売りポジションや、上限付近での買いポジション」といった、大きな含み損につながる新規ポジションが発生しにくくなり、リスクを抑える運用が期待できるのだ。
■売買頻度が多すぎず落ち着いた運用ができる もう1つの魅力は、必要証拠金が少なくて済むこと。
 前述のとおり、コアレンジャーは、コアレンジ内で取引数量と売買頻度が増える。含み損を抱えるリスクも少なくない。そのため、推奨証拠金も比較的多めに設定されている。
 しかし、ハーフは取引数量も売買頻度も一定なので、必要証拠金が少なくて済む。ドキドキハラハラせず、比較的落ち着いた運用ができるのは、大きなメリットだろう。
 極力リスクを抑えたい人や、少額で取引を始めたい人が、すぐに参加できるハーフ。総合ランキングで上位にはなかなか入らない、目立たないタイプかもしれないが、長くおつきあいできる隠れイケメンだ。
■荒っぽい値動きもしっかり受け止める! レンジを2分割し、「上半分では売りだけ、下半分では買いだけ」と慎重に取引を重ねていくハーフ。気まぐれに動く為替相場を相手に、安定感のある成果を目指してくれる、心強いパートナーだ。
 ハーフが対応する15種類の通貨ペアを成績順に並べると、もっとも好パフォーマンスだったのは英ポンド/円。さらに、4位と5位も英ポンド絡みの通貨ペアがランクインした。
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※2020年6月19日時点の設定。収益率等はシミュレーション結果であり、将来の利益を保証するものではありません
 FXに詳しい人なら「どうして英ポンドが?」と思うかもしれない。なぜなら、英ポンドは乱高下しやすい通貨だからだ。
 ハーフはなぜ英ポンドと相性が良かったのだろうか。それはやはりレンジの設定に理由がある。
 1位の英ポンド/円のチャートにレンジを重ねてみよう。2018年前半はレンジを上に外れてスタート。レンジ外だから売買は成立しない。やがてレートが下がってきてレンジ内へ。上半分で、新規の売りと利益確定が繰返された。
 2019年に入って下落トレンドが続くと、レンジの真ん中を下抜けたところで、今度は新規の買いと利益確定が繰返されることに。
 激しい値動きをする英ポンド/円だが、想定レンジはしっかりその動きを受け止め、逆にその値動きの激しさで売買を繰返し、高値圏では売りだけ、安値圏では買いだけを行うことで、損益が安定。リスクも抑えられたというわけだ。
■少額からのスタートならコアレンジャーよりハーフ ハーフのもう1つの魅力は、比較的少額の資金で始められること。最小ロットの推奨証拠金を見ると、英ポンド/円は約40万円。コアレンジャーの英ポンド/円は約117万円だから、その差は歴然だ。
 これは、コアレンジャーに比べてハーフの売買頻度が少ないことが理由だ。ランキング上位のスイスフラン/円なら推奨証拠金は約23万円、ユーロ/米ドルなら約19万円と、さらに少額で始められる。
クリックで拡大※2020年6月19日時点の設定。収益率等はシミュレーション結果であり、将来の利益を保証するものではありません
 ちなみに、ハーフの1回の利益確定は、最小で1000通貨×35銭幅。つまり350円。ゆったり取引して、着実に350円を狙っていく戦略だ。
 激しい値動きをも受け止めるレンジ設定、落ち着いた売買頻度、お財布にやさしい必要証拠金。ハーフは、リスクを抑えた運用を目指し、コツコツ取引したい人にぴったりの売買プログラムだ。
 今年5月に颯爽と登場した「ハイブリッド」。常にチームで行動し、びっくりするくらい成績有望な彼ら。その正体は、「コアレンジャー」の組合わせだった。なぜハイブリッドは有望なのか? そのヒミツに迫る。
■複数のコアレンジャーで分散効果を発揮する 特定の人とじっくりつきあうよりも、いろいろな人と楽しく過ごしたい。だってそのほうが、余計なストレスなさそうだもん。
 こんな考え方の人は、最新の「ハイブリッド」を試してみよう。
 ハイブリッドとは、通貨ペアが異なるコアレンジャーの組合わせ。通貨を分散させることで、リスクを抑えつつ、収益チャンスをアップさせる効果が期待できる。
 2つ、または3つの通貨ペアを組合わせたタイプが、各4種類用意されている。その中で、2020年6月19日時点の約2年半の成績トップはスイスフラン/円・ユーロ/英ポンド・米ドル/円の組合わせ。2018年1月からのシミュレーションでは、収益率が182%超、元金が約2.8倍になった。
クリックで拡大※2018年1月1日から2020年6月19日まで稼働させた結果。評価額とは、元金と損益を合計した金額
※2020年6月19日時点の設定。収益率等はシミュレーション結果であり、将来の利益を保証するものではありません
 注目は2018年9月時点の成績。スイスフラン/円のコアレンジャー単体では含み損が拡大した場面でも、ハイブリッドなら影響は小さめに。他の2つ、なかでもユーロ/英ポンドがコアレンジ内で稼ぎ続け、損失をカバーしてくれたからだ。また、コロナショック時には3通貨ともコアレンジ内で活躍し続け、収益アップの原動力になった。
■通貨を分散させるには大きめの証拠金が必要 このように、メリットいっぱいのハイブリッドだが、難点もある。複数のコアレンジャーを組合わせているため、推奨証拠金がどうしても大きめになってしまうのだ。
 前述の、スイスフラン/円・ユーロ/英ポンド・米ドル/円では、最少でも推奨証拠金は約117万円。金額的に少しハードルが高いかもしれない。とはいえ、収益チャンスを増やせる可能性はあるので、資金に余裕のある人は検討してほしい。
 期間収益率の総合ランキングを見ると、上位に来ているのはほとんどがハイブリッド。トライオートFXに新たな風を呼ぶ、実力派の売買プログラムだ。
(※コアレンジャー、ハーフ、ハイブリッドは、両建てとなるタイミングがあるため、スプレッドが二重にかかる、スワップポイントで支払いが生じるなどのデメリットがある点を理解していただき、ご自身の責任と判断でお使いください)
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(つづく)