ドルストレートとは、米国(アメリカ)の法定通貨で基軸通貨の米ドル(USD)が絡んだ通貨ペアの総称です。ストレート通貨と呼ばれることもあります。
 日本のFXトレーダーにとって、もっともなじみのある米ドル/円(USD/JPY)をはじめ、ユーロ/米ドル(EUR/USD)、英ポンド/米ドル(GBP/USD)、豪ドル/米ドル(AUD/USD)、ニュージーランドドル/米ドル(NZD/USD)、米ドル/カナダドル(USD/CAD)、米ドル/スイスフラン(USD/CHF)など、ドルストレートには非常に多くの通貨ペアが存在します。
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●FXチャート&レート:米ドルVS世界の通貨
 基軸通貨の米ドルは、国際的な金融取引でもっとも多く使われているため、外国為替市場全体でのドルストレートの取引量は全体の取引量の9割弱と、圧倒的なボリュームを誇っています。日本のFX会社ではユーロ/円や英ポンド/円などのクロス円も準主役クラスの存在感がありますが、銀行同士が取引する外国為替のインターバンク市場では、ほとんどがドルストレートの取引になっているのです。
 なので、あるドルストレートの値動きは、他のドルストレートの値動きに影響を与えることが少なくありません。FXを取引するときも、主要なドルストレートの値動きをチェックしておくことは、非常に重要です。
 たとえば、米ドル/円が上昇すると「米ドル高・円安」ですが、単純に米ドル/円の値動きだけを見ていると、米ドル高が原因で相対的に円安になったのか、円安が原因で相対的に米ドル高になったのかを見極めるのは簡単ではありません。
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●FX初心者のための基礎知識入門:「円高」と「円安」の意味
 そのようなとき、主要なドルストレートで全体的に米ドルが買われているのであれば、米ドル/円の上昇は米ドル高が原因だと推測することができ、そうでなければ、円安が原因だと推測することもできます。
 同じように、ユーロ/円や英ポンド/円などのクロス円が動いたときには、ドルストレートのユーロ/米ドルや英ポンド/米ドルの値動きをチェックすることで、どの通貨がそのときの主役となって、為替レートが動いているのかを推測することもできます。